フル出場したのは、
集まれ~の人となってしまった。
いろいろな意味で、予想を裏切られた南アフリカでのワールドカップ。
楢崎がスタメンじゃない
ケネディがスタメンじゃない
グランパス・サポーターにとっては、このふたつに尽きるのではなかろうか。世代交代とかタイミングとか、まぁ…客観的に見たら理解せねばならないのだろうけどね。
下馬評が低かったから、日本代表は評価されている。岡ちゃんの「ベスト4」という目標の設定が妥当だったかどうかの検証はなされているのかどうか知らないけど、JFAはどう評価するのだろうか?
…となんやかんや言いながら、見られる試合はテレビ観戦している2010年の初夏である。ベスト16という結果には自分としては大方の日本人と同じく予想外で健闘を称えたい。
グランパスへサッカー観戦の問い合わせが増えているというのはいいことだ。
◆Numberの記事
韓国戦の後、「はずされるかも」「最後のワールドカップだから」「考えるのは終わってから」
◆もちろん、幻冬舎の本は買った
◆ウェブメモ
南アW杯:楢崎、控えの疑問「封印」 今は勝つことだけ ショック癒え…闘志に再び火ついたGK楢崎 「出ている選手も出ていない選手も同じ気持ちで準備をする」 【W杯】私情捨てベンチ…守護神・楢崎「パラグアイ戦きっと大丈夫」“経験者”からの助言を糧に 川島「結果にこだわってやる」 ベテラン控え組、惜しみない支え 日本代表いざ決勝T PK直前…GK3人が一致団結! このチームには、能活さんはじめ、楢さんや佑二さん本当に経験のある選手達がチームを支えてくれて 「楢崎さんを抜く」=6年前、恩師に宣言-GK川島選手〔W杯〕 戦い終えて…稲本「02年よりも、いいチームだった」高地順化が遅れた楢崎 ワンチャンスをものにした川島 高地順化が遅れた楢崎 ワンチャンスをものにした川島
岡田ジャパンの守護神としてW杯16強進出に貢献したGK川島永嗣(27=川崎F)。5月10日のメンバー発表の時点では、背番号1の楢崎正剛(34=名古屋)が正GKとして日本代表のゴールマウスを守るものと誰もが思っていたが――。
× × ×
守護神交代は、ブルーシートの内側で行われた。ザースフェー合宿3日目の5月28日、非公開の紅白戦で先発組のゴールを守ったのは正GKの楢崎ではなく川島だった。選手全員が驚いていた。
スイス入り直前、24日の韓国戦で惨敗してチームの雰囲気は最悪だった。「何か変えないといけない」。岡田監督は悩んでいた。選手たちに刺激を与える必要があった。
目を付けたのが川島だ。コンディションが良く、ジャンプした瞬間、体が伸びている。27日のシュート練習でも抜群の反応を見せた。一方で楢崎は高地順化が遅れていた。ザースフェーで急激に体重が落ちていた。
もう1つの決め手が性格。闘志を内に秘めて安定感が持ち味の楢崎に対し、川島はミスもあるが、凄いプレーもする。派手なアクションをしたり、絶叫したりもする。チーム全体を変える可能性がある。「使ってみよう」と岡田監督はチャンスを与えることを決めた。
5月30日のイングランド戦。川島はオウンゴールで2失点したが、PKを止めるなど好守を連発した。敗れはしたが、手応えがあった。「このいい流れのままいこう」。岡田監督はW杯も川島で戦うことを決断した。
突然の抜てきにも川島に戸惑いはなかった。名古屋時代、楢崎の控えだっただけに「常に自分が出るイメージを持ってやってきた」。腐らず練習では手を抜かず誰よりも大きな声を出した。楢崎、川口を観察し「2人がどういう行動を取るのかずっと見てきた。そこから自分自身で考えるようにしてきた」とどん欲だった。夕食後、自室での筋力トレを日課にしているが、代表合宿でも変えない。昼の練習で疲れていても欠かさなかった。
そんな姿勢を見ているから控えに回った楢崎もサポートした。岡田監督は「ナラ(楢崎)がいろいろアドバイスしてくれている」と話した。試合前、ハーフタイム、試合後に「落ち着いていけ」「ナイスキーパー!」と声を掛けた。カメルーン戦でシュートがバーを叩いた瞬間、楢崎は「危ない!」と声を上げた。パラグアイ戦のPK戦前にも川島のそばで励まし続けた。こうした2人の関係がチーム内に「全員で戦う」という意識をもたらした。まじめで愚直な男、川島の先発起用はさまざまな効果を生んだ。(特別取材班) [ 2010年07月04日 13:20 ]
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